CIQSとは
CIQS(Controversy Impact Quantification
System)とは炎上を定義し数値化する独自のシステムです。CIQSはCT、CI、VS、SA、CRの5つの指標により構成されています。
CT (Controversy Trigger)
CTは、投稿が炎上を引き起こす直接的な原因カテゴリや、投稿内容そのものに含まれる触媒的要素を以下の8項目に分類し確率を計算します。CTの最高値は1.0で数値が大きいほどリスクが大きいと判断されます。
- 違法・反社会的行為の肯定、示唆、美化等(重み:0.85)
- 業界ルールや社会的慣習、特定のコミュニティ内の慣習を軽視する内容(重み:0.80)
- ヘイト・差別的表現を含む内容(重み:0.75)
- 自身の利益に誘導したり、詐欺や虚偽の主張を含む内容(重み:0.55)
- 疑惑や不透明性を抱かせる表現を含む内容(重み:0.50)
- 侮辱的・攻撃的・卑猥な表現を含む内容(重み:0.50)
- 誤情報やデマの可能性のある内容(重み:0.25)
- 誤字脱字・文法ミス等による間違いを含む内容(重み:0.20)
CTは以下の計算式で計算されます。BaseValueは各項目についてAIが判定した確率に、上記の重みを掛けた値です。
CI (Context Sensitivity)
CIは、投稿が現在の社会的空気にどれだけ触れているかを、以下の4つの項目と2つの補正により計算します。CIの最高値は1.0で数値が大きいほどリスクが大きいと判断されます。
項目
- 時事性(重み:0.60)
- 文化性(重み:0.50)
- 地域性(重み:0.25)
- 界隈感受性(重み:0.50)
CIは以下の計算式で計算されます。BaseValueは各項目についてAIが判定した該当度に、上記の重みを掛けた値です。
VS (Viral Spread Potential)
VSは、投稿がどれだけ速く、広く拡散する可能性があるかを、以下の項目と補正により計算します。VSの最高値は1.0で数値が大きいほどリスクが大きいと判断されます。
項目
- a.プラットフォーム(TikTok 0.70/X 0.65/Instagram 0.50/YouTube 0.45/Facebook 0.30/その他 0.20)
- b.フォーマット(ショート動画 0.70/動画 0.55/画像 0.45/テキスト 0.30/スレッド 0.35。複数のフォーマットを選択した場合は「最大値+残りの合計×0.5」で1つの値に合成します)
補正
- ストーリー投稿補正(フォロワーのみに表示され新規到達がほぼ無いため、ストーリー投稿の場合はBaseを×0.5)
- ハッシュタグ・トレンド結合度(トレンドとの一致0件で1.00/1件一致で1.15/2件以上一致で1.30)
- ネットワーク到達範囲補正(連携アカウントのフォロワー数に応じて最大1.30倍)
- エンゲージメント補正(フォロワー数に対する直近投稿の平均いいね率に応じて最大1.20倍)
VSは以下の計算式で計算されます。
StoryCoefは通常投稿では1.0、ストーリー投稿では0.5です。
SA (Source Attribute)
SAは、投稿を行う発信者の属性に応じてあらかじめ定められた数値がそのまま採用されます。SAの最大値は1.0で数値が大きいほどリスクが大きいと判断されます。
属性
- Individual(0.15)
- Micro Influencer(0.35)
- Influencer(0.55)
- SME(0.60)
- Public Figure(0.70)
- Enterprise(0.75)
- Media Brand(0.82)
- Public Institution(0.90)
CR (Correctness Reliability)
CRは、投稿内容の事実性・根拠の有無、誤情報や誤解を招く表現を検出し、検出内容をもとに計算されます。CRの最大値は1.0で数値が大きいほどリスクが大きいと判断されます。
補正
- 断言表現フラグ(該当なし:1.00/該当あり:1.25)
- 数値・統計の誤用フラグ(該当なし:1.00/該当あり:1.30)
CRは以下の計算式で計算されます。
CIQS値の計算
最終的なCIQS値の計算は、CT、CI、VS、SA、CRの値と4つの補正をもとに計算されます。重みwiはCT:0.30/CI:0.20/VS:0.20/SA:0.15/CR:0.15です。
ramp(v, low, high)は、vがlow以下なら0、high以上なら1、その間は線形に0から1へ変化する関数です。閾値をまたいだ瞬間にスコアが急激に変化する「崖」を避けるためのものです。